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芝刈り機のメーカー(3)ヤンマー

大阪府大阪市に本社を構えるヤンマー株式会社は、大手農業機械メーカーのトップブランドのひとつです。
家庭菜園向けの小型耕運機も取り扱っていますが、産業用エンジンや農業・建設用の大型機械、施設の取り扱いが主となっています。
芝刈り機についても同様で、ヤンマーから販売されているのは、一般・家庭向けのものではなく、機械・エンジンメーカーのノウハウを活かしたディーゼルエンジンを搭載した、乗用草刈機です。
その機種とは、全長約190cm、全幅約110cm、全高約90cm、機体重量約400kgという大きさで、刈幅は810mm~970mmとなります。
メーカー希望小売価格は90万円台で、地域によってはさらに輸送費等がかかり、一般・家庭向けの芝刈り機とは比べ物にならない値段です。
というわけで、調べてみましたが、一般家庭向けとはいえませんね。
ただし、性能的にも一般向けものとは一線を画しているようで、それもそのはずヤンマーは、新機種開発時に、農業機械としてはかなり革新的な技術を導入することが多い点でも有名なのです。
草刈機の分野においても、2002年、「芝生或いは圃場の雑草などを刈取る乗用型の草刈機に関する発明」で特許を出願し、翌年これが承認されていて、その発明の内容は、エンジンルーム内の冷却効率を2つの冷却用ファンで高め、ヒートバランスを向上させエンジン性能を安定維持させて、ボンネットのコンパクト化を可能とさせ機体の小型化を容易に図る―というもの。
う~ん、読んでみてもどんな内容なのか私にはさっぱり分かりませんが、要は大型機械の小型化を図る数々の工夫、仕組みが画期的なものであり、それで特許が取れた、そういうことのようですね。

芝刈り機のメーカー(2)リョービ

株式会社リョービで取り扱っている芝刈り機

1.~32坪用ロータリー式LMR-2300
2.~32坪用リール式LM-2300
3.~40坪用リール式LM-2800

の3種類ですが、それぞれの特徴を見てみましょう

1.ロータリー式LMR-2300
背の高い芝もスムーズに刈れ、長く伸びたラフな芝を刈るのに適しています。
ただし、斜め横に寝た状態で伸びた芝の穂は、ロータリー刃方式では刃が穂を押し倒してしまい、うまくカットできなかった、という実際に使用した方の感想もあります。
2.リール式のLMR-2300とLM-2300
このリール式の2種は、ともにリール刃を研磨するラッピング機構が付いており、5~25mmの範囲で刈り込み高さを無段階調整できるので、美しい仕上がりにしたいなら、リール式のものが適しているでしょう。

メーカー希望小売価格 (税別)は

LMR-230030450円(税込)
LM-230035000円(税込)
LM-280047250円(税込)

となっていますが、インターネットで通信販売を行っているサイトでは、安いところだと定価の半額近くで購入できるようですから、価格比較サイトを上手に利用して安く購入できるショップを検索しましょう。
リョービの芝刈り機は、同種の機能を持つ他社の製品と比べて本体重量が軽く

LMR-23006.8kg
LM-28009.6kg

となっていて、操作しやすいのが特徴で、更に騒音も掃除機程度で静かだと評価されています。機能性と使いやすさが使用者からの信頼を得ているといえるでしょう。
リョービでは、芝刈り機の他にも、バリカンや刈払機など、様々なガーデン機器を取り扱っていますので、リョービのサイトをチェックしてみてください

芝刈り機のメーカー(1)パナソニック(ナショナル)

パナソニックの芝刈り機は、~3・10・20・25・30・60坪用のものがあります。
~25・30・60坪用はリール式で、

1.大型車輪の採用でターンが楽にできる
2.刈り高の微調整が可能
3.ハンドルの長さを調節できる
4.刃の交換が簡単
5.コンパクトに収納できる
6.低騒音化設計

などの特徴があります。
~20坪用はカッターロータリー式、~3・10坪用ははさみロータリー式になっています。
価格は、ホームページ・カタログ上ではオープン価格と表示されていますが、ネットショッピングや通信販売では定価よりも安く購入できるようです。
ネットショッピング・通信販売の場合、同じ製品でも販売元、ショップにより若干の価格の差はありますが、

1.~60坪用のもので3万3千円~4万円前後
2.~30坪用のもので3万円前後
3.~25坪用のもので2万5千円前後
4.~20坪用・~10坪用のもので1万7千円~1万8千円前後

となっていますが、価格比較サイトなどを利用して安く買えるショップ・サイトをチェックするようにしましょう。
予断ですが、パナソニックのホームページには、商品情報の詳細や機種の比較だけでなく、暮らしを楽しむための、使える情報が満載されているのをご存知でしょうか?
こちらの、商品に関する『よくあるご質問』のページも、質問が豊富で、回答も大変詳しく、わかりやすく載せてあり、芝刈り機についても、芝刈り機(の刃)の手入れの方法や機種別機能一覧、使用時の音の大きさ、刃の寿命などの情報が『よくあるご質問』の中に掲載されていますので、購入前の情報収集の際にはチェックしてみて下さい。
また、同じくパナソニックのサイト、『くらしを楽しむ情報』には、芝生の手入れについて、専門家の詳しいアドバイスが掲載されていますので、一読されることをお勧めします。

芝刈り機の選び方を考えてみましょう

芝刈機を選ぶときに大きなポイントとなるのは、刈込み方式と動力になると思いますので、そこから考えてみます。
刈込み方式は、

1.リール式
2.ロータリー式

という2種類に分けられます。
それぞれの仕組みと特徴は

1.リール式
歯がリール状になっており、縦に回転しながら固定歯とのすり合わせで葉を刈っていくので、切り口はハサミで切ったようなきれいになります。
2.ロータリー式
円盤状の歯が横に回転し、葉を横から切り取るように刈っていきます。
葉先を傷めやすいうえ、リール式に比べ仕上がりが劣りますが、敷石や障害物の際まで刈ることができ、面倒なメンテナンスが不要で、初心者でも比較的手軽に扱えるという長所があります。価格もリール式より安くなっています。

ここでいう仕上がりは、見栄えだけの問題ではありません。
芝の葉の切り口がきれいに切られていないということは芝を痛めることにもなり、病害虫にやられる・芝生が弱くなるなどの恐れもあるため重要なポイントです。
動力は、先に書きましたように手動式・電動式・エンジン式と3種類の方式があり、それぞれ適した広さや使い勝手の特徴があります。
ですから、芝生面積や予算によりいずれかの方式を選択するようにしましょう。
芝生の面積が100平方メートル以下の一般的な庭では、手動式か電動式から選択するのがよいと思います。
この他にも、刈込み1回の通過で刈れる幅(刈込み幅)や、刈込み可能な芝の高さ、刈高の調節範囲なども重要なので、事前にカタログやメーカーのサイトで確認しておくようにしましょう。芝刈り機は、動力部分や芝を刈る刃物の部分があり、使っているうちにこれらの部分は必ずメンテナンスが必要となってきます。
お住まいの場所近辺で、メーカーや販売店がどのようなサポート体制になっているか、確認しておきたいものです。

芝刈り機には、手動式、電動式、エンジン式があります

芝刈り機はその動力によって手動式、電動式、エンジン式に分けられます。
手動式は名前のとおり、人の手で押して刃と車輪を動かし刈込む仕組みです。
前方に押した時のみ回転刃が回り、固定刃との接触部で刈るようになっています。
軽くて持ち運びが楽、電源のない所でも使用できる、使用範囲が広いという長所がありますし、何よりも価格が安価なのも魅力です。
簡単で安価な一方で一般的に刃の取り替えが出来ないため、刃が消耗したら買換えることになります。
また、動力が人の力ですから葉が長くなるほど、刈り取りに力を入れる必要があります。
電動式は家電製品と同じく、家庭で利用できる電力を動力とします。
従って、芝刈りをする場所とコンセントの位置やコードの長さなどは事前に確認してきましょう。
100平方メートル以上の広い庭でも楽に作業ができる電動式芝刈り機は、刃の形式によりリール式・ロータリー式・バリカン式の3種類に分けることができます。
それぞれの方式の特徴は

1.リール式
基本的に手動式と同じ仕組みを持ち、刈り跡がきれいで、短く刈るのに適しています。
2.ロータリー式
刃がプロペラのように水平に高速回転して葉を刈り取り、リール式のように二枚の刃で挟み切らないため、葉先を傷めやすいという短所もあります。
3.バリカン式は、2枚の刃を左右に摺合わせて刈るもので、多くの機種は片手で持てるくらいに小型で、際刈りに適していますが、無理をすると刃が折れたり故障が起きたりしやすいので、注意が必要です。
4.エンジン式
最もパワーがあり、広い庭を手間をかけずに作業したい方にお勧めですが、手動式や電動式に比べ価格は高くなっています。

芝刈りはどのように行えばよいのでしょうか

芝刈りは、まず最初に、コーナー部分や芝刈り機の入りにくい狭い所を、はさみなどで丁寧に整えてから、その後、芝刈り機での作業を行います。
一般的に、芝は縦横に刈るとされてますが、好きなように芝刈り機を動かしてもそれなりにはなります。
例えば、一方方向に芝刈りをした後、Uターンして隣の列の芝を刈ると、簡単にストライプ模様を作ることができます。
ここで注意しないといけないのは、芝を刈る高さです。
芝草の茎の一番先についている、葉のつけ根の辺り、先端から約3分の1の所には生長点という、葉をつくり、先の方へ押し出す役目を持つ部分があるのです。
生長点は芝の成長にとって大事な部分ですから、成長点より下の部分で刈ると、その茎は枯れてしまうことになります。
このよう芝の刈り方を軸刈りといって、軸刈りをするとその芝生全部が枯れてしまうこともあるので、どんなに芝生が伸びていても、刈る部分を草丈の3分の1より小さくする、つまり草丈の3分の2は残す必要があります。
また、逆に芝刈りをしないでいると、生長点は上に上にと上がってしまいます。
一度生長点が上がると、専門家でも元に戻すのは大変な作業になります。
刈るタイミングを逃して伸びすぎてしまった場合は、一度に刈らず、数回かけて徐々に低くしていくようにします。
それから、芝刈り作業の後に忘れてはならないのが、芝生を刈った後のサッチ除去です。
サッチとは、枯れ葉や刈込後の芝カスのことです。沢山のサッチを芝生の中に残していると、サッチが腐敗し、そこに細菌が繁殖して病気の原因になります。
芝生の上で少し乾かしてから熊手やほうきで掃いて取り除くようにしましょう。

芝刈りはどの時期にすればよいのでしょうか

芝刈りは、芝生を芝生として保つために、最も大切な作業となります。
芝は芝刈りによって上へ伸びることを押さえられて、低い草丈でも沢山の光が当たるように、葉を横に広げるのです。
芝刈りをすればするほど、沢山の芽が一斉に横へ伸びていこうとしていきますから、その分、芝生の密度が高くなるのです。
こうして、芝生の密度を高く保っていることで雑草が生えにくくなります。
この刈り込みを怠ると、下の葉が日光不足になり病害虫が発生しやすくなります。
気を付ける点としては西洋芝と日本芝では、必要な芝刈りの頻度が違うことです。
高麗芝・姫高麗芝・野芝などの日本芝の場合は、1cm~2cmぐらいの刈高がちょうどよいので、その2倍の丈になったら刈り込みをするようにします。
春と秋は月1~2回、成長期の7・8月には月3~4回の刈り込みをするのがが理想的な芝刈りの回数です。
西洋芝の場合ですが、お手持ちの芝刈り機の最高の刈り込み高さを参考にして、最初の刈り込みを行う芝生の高さを決めるようにします。
一般的には最も伸びている芝が80mmくらいの時とされていますが、一度の芝刈り作業で芝丈の半分以上をカットしないように注意しましょう。
その後は、10~15mm位の範囲で徐々に芝生の高さを低くしていきます。
春・秋の芝生が元気な時は、週1回のペースで目標丈(約25mm)まで少しずつ芝刈りをします。
西洋芝は成長が早いので、頻繁に芝刈りをする必要がありますし、病気にも弱いので、芝生の手入れに時間を割くことのできる方でないと、枯らしてしまう可能性があるので注意が必要です。関東以西で育てるには、夏場は3~4日に1回の芝刈りが必要になります。

このカテゴリーでは芝刈りをとりあげています

つい最近、テレビ朝日の「建物探訪」という番組で見た家には、かなり広い芝生の庭がありましたし、親戚の家にも芝が植えてあって、テレビに登場した家と同じようにゴルフの練習ができるようになっています。
友人が数年前家を新築したとき、庭にかなり広い割に何もないスペースがあるので、どうするのかと聞いたら、そのうち芝を植えるつもりだと言っていました。
そんなわけで、どうやら芝を植えるのが流行っているのか分かりませんが、何となくリッチな気分になれそうな気がしますよね。
それでもって、芝といえば芝刈り(ディズニー初めアメリカのアニメーションには芝刈り機がよく登場する記憶があるのは私だけ?)ということで、芝刈り機をテーマに色々調べてみたことを書いてみます。

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