液体肥料の特徴
液体肥料は水肥とも呼ばれ、その名の通りの液体の肥料、あるいは固形の肥料を水に溶かして使用する肥料です。
まきやすいので、ゴルフ場の芝生などにも使われているようです。
固形の肥料と違い、最初から水に溶けているため速効性があり、花の咲く時期など多くの栄養が必要なときにすぐに養分を与えられる肥料です。
そのため主に追肥として使われます。
しかし、効果が持続する期間は10~14日と短いので、何度も与える、あるいは緩効性のある肥料と併用しないと肥料切れを起こしてしまいます。
また、濃度の調整が容易で、広い畑などでも均一に追肥を施すことができます。
更に、水で薄めて水やりを兼ねて与えるという応用も可能です。
液体肥料の効果的な与え方としては、
・薄めの濃度の液体肥料を
・数回に分けて与えてやる
のがよいようです。
液体肥料で気をつける点としては、濃度が濃すぎないようにすることです。
液体肥料は、濃度が濃すぎると、根腐れや肥料焼けの原因にもなります。
多くの場合1000~2000倍に、ものによってはそれ以上に薄めて使います。
薄める目安はそれぞれの肥料に書いてあると思いますから、その通りにすれば問題ないでしょう。
根が弱っているなど、うまく肥料を吸収できないような場合は、液肥を霧吹き等で植物体に散布するのも効果があります。
うっかり肥料を作りすぎてしまった場合ですが、残った肥料を保存しておくことも可能です。
この場合、日のあたる場所では藻類が発生してしまうことがあるので、日のあたらない場所で保管して下さい。
できれば残さないように使い切れる分を作るほうが、余計な手間もかからず便利です。