米ぬかを肥料として使う方法
米ぬかというと、最近では余り馴染みのないものになっているかもしれません。
米ぬかとは、玄米を精米して白米にした時に除去される、種皮や胚芽の部分のことです。
米を食べる場合には捨てられることが多い部分ですが、栄養価が非常に高く、昔からぬかみそに利用したり、米ぬか油を取ったりされています。
この米ぬかは、実は肥料としての成分にも富んでいるため、ただ捨てるのは非常にもったいないものでもあるのです。
しかし、米ぬかをそのまま畑にまくと、虫が大量発生したり、発酵によって熱やガスが発生したりと、さまざまな弊害があるため、発酵させてから使用した方がよいということです。
ネットで調べてみると、米ぬかをEM菌で発酵させた、EMボカシ肥料の作り方というのがありましたので、ご紹介します。
まず、必要な用具として
・軽量カップ
・密封容器
・黒ビニール袋
・大き目の容器
・ジョウロ
を用意します。
次に、EMボカシ肥料の材料として、
・米ぬか4kg
・油粕1.5kg
・魚粉1.5kg
・お湯600cc
・糖蜜10cc
・EM10cc
を用意します。
EMボカシ肥料を作る手順は、
1.米ぬか、油かす、魚粉を入れてよく混ぜ合わせます。
2.一昼夜汲み置きした水道水を40℃程度に温めて、糖蜜、EMを加えて混ぜ合わせます。
3. 糖蜜、EMの入ったお湯をジョウロで 米ぬか、油かす、魚粉にふりかけてよく混ぜ合わせます。
4.混ぜ合わせたものを米袋に入れ、黒ビニール袋で二重に密封します。
5.天気の良い日はビニール袋のまま直射日光にあてて温度を上げ、夜は家の中にいれます。
(冬季は湯たんぽをして、毛布で包み初期温度を上げるようにします。)
6.4~5日で甘酸っぱい発酵臭がしてきますから、そのまま一週間程置いてできあがりです。
このボカシを堆肥といっしょに混ぜ込んで元肥として利用します。
この材料は、あくまで私がネットで調べたあくまで一例です。
配合方法は他にも色いろあると思われますので、ネットを調べるなどしてあれこれ試してみてください。